A3生命

メダカの誕生

メダカのオスとメスの見分け方、受精と卵の成長を学ぶ。

学ぶべきこと

Lesson 01

メダカのオスとメスの見分け方

背びれしりびれ切れこみ

メダカ背びれしりびれの形でオスメスを見分けることができる。受精のしくみを理解する前に、まずはこの観察ができるようにする。

オス背びれにはどんな特徴があるか。

後ろの方に切れこみがある。メス背びれには切れこみがない。

しりびれの形はオスメスでどう違うか。

オスしりびれは大きく、平行四辺形に近い形である。メスしりびれは小さく、後ろが短く三角に近い形である。

まとめ

見分けの目印は「背びれ切れこみ」と「しりびれの形」。

メダカのオスとメスの見分け方
図 メダカのオスとメスの見分け方
Lesson 02

受精のしくみ

精子受精卵

メダカは卵から生まれる。卵が生命として育ち始めるには、オスメスの両方の働きが必要である。

受精とは何か。

メスが産んだ「卵」に、オスから出された「精子」が結びつくことを「受精」という。

受精した卵を何というか。

受精卵」という。受精卵だけが、新しい生命として育ち始める。

まとめ

卵 + 精子受精卵受精卵だけが新しい命に育つ。

受精のしくみ
図 受精のしくみ
Lesson 03

卵の中の成長

受精卵心臓の拍動孵化(ふか)

受精卵は数日かけて、目に見える形で変化していく。観察を続けると、命が育つ流れを順に確かめられる。

受精卵はどのくらいで孵化するか。

温25℃ほどの環境で、おおよそ10〜14日で孵化する。温が低いと時間がかかる。

受精卵の中では、どんな順序で変化が起こるか。

1日目には目のもとが見え、4〜5日目には心臓が動き始め、10日目ごろには体の形ができあがり、やがて殻を破って孵化する。

孵化したばかりのメダカはすぐに餌を食べるか。

すぐには食べない。お腹に残った「卵黄(らんおう)」の栄養で2〜3日を過ごす。

まとめ

受精卵は約2週間で孵化。目 → 心臓 → 体 → 孵化、と順に育つ。

卵の中の成長
図 卵の中の成長
Lesson 04

メダカの飼育

水温水草日光

メダカを飼って観察するには、自然に近い環境を作ることが大切である。条件を整えれば、卵から成魚までを家庭で見届けられる。

水温はどれくらいに保つとよいか。

20〜25℃が適している。冬は急に冷えないように工夫する。

水草を入れる理由は何か。

メスが卵を産みつけるため、また酸素を補給するためである。

そうはどこに置くとよいか。

直射日光の当たらない明るい場所がよい。日光が当たりすぎると水温が上がりすぎる。

まとめ

飼育の基本は「20〜25℃の水温」「水草」「明るすぎない置き場所」。

メダカの飼育
図 メダカの飼育

寄り道コラム

Lesson 01

卵の中の心臓を見る

受精卵心臓の拍動解剖顕微鏡

受精卵解剖顕微鏡や虫めがねで観察すると、生まれる前から動いている小さな心臓を見ることができる。

卵の中で心臓が動き始めるのはいつごろか。

受精から4〜5日目ごろである。透明な卵を通して、心臓の拍動が確認できる。

血液の流れも観察できるか。

心臓ができるとすぐに血液が体内を巡り始め、顕微鏡で血流が見える。

まとめ

受精から数日で心臓が動き出す。卵が透明なため、その様子を直接観察できる。

卵の中の心臓を見る
図 卵の中の心臓を見る
Lesson 02

自然界でのメダカの卵

付着糸(ふちゃくし)水草保護

自然のメダカは、川や池の水草に卵を産みつける。卵には独特のつくりがあり、流されにくくなっている。

卵にはなぜ細い糸のようなものがついているか。

付着糸」と呼ばれる細い糸で、水草に卵をしっかりからませて固定するためである。

水草に産みつけることには、どんな利点があるか。

流れに乗って遠くへ流されにくく、他の魚に食べられにくいという利点がある。

まとめ

メダカの卵は付着糸水草にからみ、流されず守られながら育つ。

自然界でのメダカの卵
図 自然界でのメダカの卵