A2生命

花から実へ

花のつくりから受粉、実と種子ができるまでの流れを学ぶ。

学ぶべきこと

Lesson 01

花の基本的なつくり

がく花びらおしべめしべ

花は植物が次の世代を残すための大切な器官である。種類は多いが、基本的な部品はほとんど共通している。

花の基本的な4つの部品を、外側から順に挙げよ。

がく」「花びら」「おしべ」「めしべ」の4つである。

それぞれのはたらきはどう違うか。

がくはつぼみを守り、花びらは虫を呼び、おしべ花粉を作り、めしべ花粉を受け取って種子の元を育てる。

まとめ

花は「がく花びらおしべめしべ」の4部品からなる。

花の基本的なつくり
図 花の基本的なつくり
Lesson 02

おしべとめしべのつくり

花粉(かふん)柱頭(ちゅうとう)子房(しぼう)胚珠(はいしゅ)

受粉のしくみを理解するには、おしべめしべの細かい部品を押さえる必要がある。

おしべの先端で作られるものは何か。

花粉」である。先端のふくらんだ部分は「やく」と呼ばれ、ここで花粉が作られる。

めしべの先端の部分を何というか。

柱頭」という。ここに花粉がつくことで受粉が始まる。

めしべの根元のふくらんだ部分を何といい、その中には何があるか。

子房」といい、中に「胚珠」が入っている。子房はやがて実に、胚珠は種子になる。

まとめ

おしべ花粉を作り、めしべは「柱頭・花柱・子房(中に胚珠)」からなる。

おしべとめしべのつくり
図 おしべとめしべのつくり
Lesson 03

受粉のしくみ

受粉花粉柱頭

花から実ができるためには、花粉めしべ柱頭につく必要がある。これが受粉である。

受粉とは、具体的にどんなできごとか。

おしべで作られた花粉が、めしべ柱頭に運ばれてつくことを「受粉」という。

花粉を運ぶ方法には、どんなものがあるか。

主に「虫が運ぶ(虫媒花)」「風が運ぶ(風媒花)」の2つがある。アサガオやヘチマは虫媒花、イネやトウモロコシは風媒花である。

まとめ

受粉は「おしべ花粉めしべ柱頭」のできごと。虫や風が花粉を運ぶ。

受粉のしくみ
図 受粉のしくみ
Lesson 04

受粉のあと — 実と種子ができる

種子子房胚珠

受粉がうまくいった花は、姿を変えながら実と種子を作っていく。

受粉のあと、子房はどうなるか。

大きくふくらんで「実」になる。

胚珠はどうなるか。

種子」になる。種子の中には次の世代の植物(胚)が入っている。

受粉しなかった花はどうなるか。

実は育たず、花はやがてしおれて落ちてしまう。

まとめ

受粉 →「子房 → 実」「胚珠種子」へと変化する。

受粉のあと — 実と種子ができる
図 受粉のあと — 実と種子ができる
Lesson 05

両性花と単性花

両性花(りょうせいか)単性花(たんせいか)雄花・雌花

1つの花におしべめしべが両方そろっているとは限らない。花の作りには大きく2つの種類がある。

1つの花におしべめしべの両方がある花を何というか。

両性花」という。アサガオやアブラナがその例である。

おしべだけの花とめしべだけの花が別々になっている花を何というか。

単性花」という。おしべだけの花を「雄花(おばな)」、めしべだけの花を「雌花(めばな)」という。

単性花の代表的な植物は何か。

ヘチマ、カボチャ、キュウリ、トウモロコシなどがあげられる。

まとめ

1つの花におしべめしべがそろうのが両性花、別々なら単性花

両性花と単性花
図 両性花と単性花

寄り道コラム

Lesson 01

虫が花粉を運ぶしくみ

虫媒花蜜(みつ)花粉団子

多くの花は色鮮やかで甘い蜜をもつ。これは虫を引きよせて、花粉を運んでもらうための工夫である。

花が虫を引きよせるためにもっている特徴は何か。

鮮やかな色の花びら、甘い香り、栄養になる蜜などである。

虫の体にはどうやって花粉がつくのか。

虫が蜜を吸う間に、体の毛などにおしべ花粉が自然にくっつく。それを他の花に持ち運ぶ。

まとめ

虫媒花は「色・香り・蜜」で虫を引きよせ、花粉を運んでもらう。

虫が花粉を運ぶしくみ
図 虫が花粉を運ぶしくみ
Lesson 02

風が花粉を運ぶしくみ

風媒花花粉の量花粉症

イネやスギの花には鮮やかな色も蜜もない。代わりに花粉を風に乗せて運ぶ。

風媒花花粉にはどんな特徴があるか。

とても小さく軽く、量がきわめて多い。風に乗ってかなり遠くまで飛ぶ。

花粉症はなぜ起こるのか。

スギ・ヒノキ・イネ科などの風媒花が大量の花粉を空中に飛ばすため、それが鼻や目に入って体が反応する。

まとめ

風媒花は「軽い花粉を大量に」飛ばす。花粉症はそのしくみが原因である。

風が花粉を運ぶしくみ
図 風が花粉を運ぶしくみ