物のとけ方(食塩)
水溶液の正体、食塩の溶け方と取り出し方を学ぶ。
水溶液の正体、食塩の溶け方と取り出し方を学ぶ。
「とける」とはどういう状態か。砂が水に混ざっているだけのものは、水溶液とは呼ばない。
水溶液と呼べる条件を3つあげよ。
①全体が透明である、②色や濃さがどこも均一である、③ろ過しても何も残らない、の3つである。
水溶液は、見た目に色がついていてもよいか。
よい。色がついていても、透き通っていれば水溶液である。例:青いリトマス液、緑色のお茶。
水溶液=「透明・均一・ろ過しても残らない」状態のもの。
食塩を水にとかすと、目に見えなくなる。それは消えてしまったわけではなく、水の中に細かく散らばっているだけである。
100gの水に20gの食塩をとかすと、できた水溶液の重さは何gか。
120gである。とかしてもとけたものの重さは消えず、水の重さに加わる。これを「重さの保存」という。
とけた食塩は目に見えるか。
見えない。食塩のつぶがあまりに小さくばらばらになり、水の中に均一に広がるためである。
水溶液の重さ=水の重さ+とけた物の重さ。重さは消えない。
物には、水にとける量に限度がある。とける量はものや温度によって異なる。
20℃の水100gにとける食塩の量はどれくらいか。
約36gである。
60℃に温めた水100gでは、とける食塩の量はどれくらい変わるか。
ほとんど変わらず、約37gである。食塩は温度を上げてもとける量がほとんど増えないのが特徴である。
食塩は温度を上げても、水にとける量がほとんど増えない。
一度水にとけてしまった食塩も、もう一度取り出すことができる。方法は1つではなく、状態によって使い分ける。
完全にとけた食塩水から食塩を取り出すにはどうするか。
水を「蒸発」させる。水が空気中に出ていくと、あとに食塩の結晶が残る。
ろ過ではなぜ取り出せないか。
食塩はとても細かくばらばらになっているため、ろ紙のすき間を通り抜けてしまうからである。ろ過で取り出せるのは、とけずに残っている粒だけである。
とけた食塩は「蒸発」で取り出せる。ろ過ではとけてしまったものは取り出せない。
私たちが普段使う食塩は、もともと海水に含まれている。海水から食塩を取り出す方法は、まさに「蒸発」を利用したものである。
海水から食塩を作る方法を簡単に説明せよ。
広い場所に海水をまき、太陽の熱で水分を蒸発させる。残った濃い塩水をさらに煮詰めることで、食塩の結晶が得られる。
食塩は海水を蒸発させて作られる。理科の実験と同じしくみである。