C1物質

物のとけ方(食塩)

水溶液の正体、食塩の溶け方と取り出し方を学ぶ。

学ぶべきこと

Lesson 01

水溶液とは何か

水溶液透明均一

「とける」とはどういう状態か。砂がに混ざっているだけのものは、水溶液とは呼ばない。

水溶液と呼べる条件を3つあげよ。

①全体が透明である、②色や濃さがどこも均一である、③ろ過しても何も残らない、の3つである。

水溶液は、見た目に色がついていてもよいか。

よい。色がついていても、透き通っていれば水溶液である。例:青いリトマス液、緑色のお茶。

まとめ

水溶液=「透明均一ろ過しても残らない」状態のもの。

水溶液とは何か
図 水溶液とは何か
Lesson 02

食塩の溶け方と重さの保存

食塩重さの保存

食塩にとかすと、目に見えなくなる。それは消えてしまったわけではなく、の中に細かく散らばっているだけである。

100gのに20gの食塩をとかすと、できた水溶液重さは何gか。

120gである。とかしてもとけたものの重さは消えず、重さに加わる。これを「重さの保存」という。

とけた食塩は目に見えるか。

見えない。食塩のつぶがあまりに小さくばらばらになり、の中に均一に広がるためである。

まとめ

水溶液重さ重さ+とけた物の重さ重さは消えない。

食塩の溶け方と重さの保存
図 食塩の溶け方と重さの保存
Lesson 03

食塩は温度を上げてもあまりとけ方が変わらない

食塩溶解度温度

物には、にとける量に限度がある。とける量はものや温度によって異なる。

20℃の100gにとける食塩の量はどれくらいか。

約36gである。

60℃に温めた100gでは、とける食塩の量はどれくらい変わるか。

ほとんど変わらず、約37gである。食塩温度を上げてもとける量がほとんど増えないのが特徴である。

まとめ

食塩温度を上げても、にとける量がほとんど増えない。

食塩は温度を上げてもあまりとけ方が変わらない
図 食塩は温度を上げてもあまりとけ方が変わらない
Lesson 04

とけた食塩を取り出す

蒸発ろ過結晶

一度にとけてしまった食塩も、もう一度取り出すことができる。方法は1つではなく、状態によって使い分ける。

完全にとけた食塩から食塩を取り出すにはどうするか。

を「蒸発」させる。空気中に出ていくと、あとに食塩結晶が残る。

ろ過ではなぜ取り出せないか。

食塩はとても細かくばらばらになっているため、ろ紙のすき間を通り抜けてしまうからである。ろ過で取り出せるのは、とけずに残っている粒だけである。

まとめ

とけた食塩は「蒸発」で取り出せる。ろ過ではとけてしまったものは取り出せない。

とけた食塩を取り出す
図 とけた食塩を取り出す

寄り道コラム

Lesson 01

海水から食塩を作る

海水製塩蒸発

私たちが普段使う食塩は、もともと海水に含まれている。海水から食塩を取り出す方法は、まさに「蒸発」を利用したものである。

海水から食塩を作る方法を簡単に説明せよ。

広い場所に海水をまき、太陽の熱で分を蒸発させる。残った濃い塩をさらに煮詰めることで、食塩結晶が得られる。

まとめ

食塩海水蒸発させて作られる。理科の実験と同じしくみである。

海水から食塩を作る
図 海水から食塩を作る